「まだ◯◯していないの?」という高知のイケハヤさんばりなタイトルで始めたこの記事ですが、
今週、医療系で緩やかにまとめると会員制サービスをしようとしているところの相談に乗っていて、会員数の予測って意識していないんだなと思う場面に出くわしたので共有します!
最近、コミュニティをつくることが盛り上がっていますが、
そこでの相談はざっくり言うと、
「今やっている有料のコミュニティを1000人規模にしたい」ということ。
毎月の入会人数とか、会の継続率とかを聞いているとちょっと無理っぽい。
何人くらい毎月入ってきて、何%くらいの継続率だと1000人になるかのイメージができていなかったので、
「入会数が毎月50人、継続率が95%くらいだったり、入会数が毎月100人、継続率が90%くらいでないと1000人近くに行かないですよ」
と答えたら、なんでそんな計算になるのかと言われたので、自分がざっくり計算に使っている数式を伝えることに。
そのときメモ帳もなにも持っていなかったので、名刺の裏の無地のところに書かせてもらいました!
ざっくりした計算なんですが、
何ヶ月かわからない先のnヶ月目のときの会員数をSn、入会人数をx人、継続率をα%とすると、
nヶ月目の前の月(n-1)ヶ月目の会員数はSn-1 となるので、
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nヶ月目の会員数 Sn=(前の月(n-1)ヶ月目の会員数 Sn-1 人+入会人数 x人 )✕継続率 α/100
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という計算式になって、
会員数がどこかで増減が同じになって一定になると仮定すると、
Sn=Sn-1 なので、それをS∞(一定になったときの会員数)とすると
計算したら
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一定になるときの会員数 S∞=αx/(100-α)
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になるよということ。
これにざっくりとした数を代入してみるとわかるんだけど、
入会数50人で継続率95%だったり、入会数100人で継続率90%だったり。
自分が今、DMMでオンラインサロンとしてやっている「ヘルスケアビジネス研究会」は現在130人ちょっとメンバーの人がいるんだけど、
lounge.dmm.com
だいたいの入会数は、毎月15人、
継続率は11月・12月は辞める人がいなかったけど、今月(1月)は2人辞める人がいたので、ざっくり98%としてみると
x=15人、α=98%なので、
一定になるときの会員数
S∞=αx/(100-α)=98✕15 / (100-98)=98✕15 / 2=735人
となります。
継続率98%は高すぎなので、まっ、途中でサロンのイメージが違ったって人も100人に5人くらいは毎月いるとすると継続率を95%として、
そして、医療・ヘルスケア業界をなんとかしたくて病院の外でビジネスの視点ももって変えようとする人って今までの増加のように多くはないかもだから、ゆるく増えればいいやということで、入会人数も10人くらいにしたら
x=10人、α=95%なので、
一定になるときの会員数
S∞=αx/(100-α)=95✕10 / (100-95)=95✕10 / 5=190人
となります。
顔の見える関係でサロンのメンバーとはつながっていきたいから、当然名前や何をしていたり、どんなことをしたい人なのかはわかる関係でいたいし、
実はメンバーは無限に増えるのではなく190人くらいで、200人未満くらいでいいんじゃないかなと思っていて
「ヘルスケアビジネス研究会」のオンラインサロンを運営しています。
本当にざっくりした計算なのですが、会員数を予測ができると、
戦略として「入回数を増やす」なのか「継続率を高める」なのかの判断ができて、その施策も考えやすくなるので
一度自分のコミュニティをやっている人は当てはめて考えてみてもらえるといいと思います!
という、今回のブログは共有でした!!