医療サービス開発のときに、自作の『PMSTフレーム』を知っておいてほしい!
今日でGWも最終日です。
明日から正式には令和初日の仕事日。とはいうものの、GWも結構な頻度で自分自身はオフィスに行って仕事をしていました!笑
GW中も連日オフィスへ!!
— 加藤浩晃☀️医療4.0 著者|医療AI・遠隔医療 (@HiroakiKato) May 5, 2019
どれだけ仕事&オフィス好きなんだという話。 pic.twitter.com/MX2FCsj4Gy
Twitterでも書いていたけど、どれだけ仕事&オフィス好きなんだという話。
これは何よりも「楽しんで」仕事ができているからに他なりません。
ライスワークではなく、完全にライフワークとしてアイリスでは仕事ができています!!
というような中、医療・ヘルスケアで何かしらサービスを作って起業しようとしている人からGW中も多く相談をもらいました。
そこで一貫して話していたのが「ニーズドリブン」だということ。
AIやVRなどといったテクノロジーありきで、何をしたいか考える「テクノロジードリブン」ではなく、
誰のどんな困っていることを解決しようとするかといったニーズから考えなくちゃいけないよということ。
最近は医療・ヘルスケアサービスを立ち上げようとしている人に、自分の経験も踏まえて勝手に作った『PMST』というフレームワークを伝えています!
PMSTというのは①Problem、②Methodology、③Share、④Teamの頭文字をとって名付けました!
サービスを作るときは
①Problem
として、誰がどんなことで困っているか・課題があるか考えること
②Methodology
次に、「その課題」を解決するためにどんなMethodology(手法)があるかを考えること。
決して、テクノロジーありきで「AIで何かやろう」とかって考えるわけではなく、課題を解決する手法を考える。
そのときの手法はハイテクノロジーである必要は全くなく、ローテクであっても全く問題ない。
「課題を解決」できることが一番大事
③Share
そして3番目には、課題を解決する手法や、その課題に対する想いを周りの人に共有すること。
なぜ自分がそのサービス開発を自分の人生をかけた仕事としてやるのかどうかと周りの人に話すこと。
話していくと、自分の想いもより鮮明に固まっていきます。
④Team
そして最後がチーム。
3番目のShareで自分の想いを周りの人と共有して、その中から一緒に課題解決をしていく仲間を集めていくこと。
やはり一人で課題解決するのはとても大変です。
人間には完全な人間はいないと思うので、得意なところもあれば苦手なところもあります。
チームだと補い合って、得意なところをさらに伸ばしながら、より遠くにいくことができます。
こうやって集まっている今のアイリスのメンバーは最高で、とても楽しく毎日仕事をしています!!
明日からのGW明けの仕事が楽しみです!!!
いい医師人生について考える
今日はちょっと壮大なタイトルを。
最近、ランチでよく行く定食屋さんがあって、そこの大将と仲良くなったんですが、大将は75歳で約50年間お店を続けているとのこと。
自分は3代目だということなのですが、元々は魚屋で、自分の代から定食屋さんに変えたとのことです。
その頃、高度経済成長のときで、会社の2階に社員を住み込ませて働いてもらうことが周りで増えていて、そのような単身の人に定食屋は流行るだろう・特に元魚屋がやる焼き魚や刺身の定食屋さんはニーズに合っていると思って、周りの反対を押しのけてお店の形態を変えたとのこと。
そのときは自分以外に誰も賛成者がいなかったけど、それから周りにたくさんあった魚屋は街がオフィス街になるにつれてつぶれていって、自分の定食屋さんだけが50年間もっているということです。
ダーウィンが
「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である。」
という名言を残しているのですが、今回言いたいのは「変化」が必要だということではなく、「納得した人生を送れるか」ということ。
大将の言葉でとても印象的なのは、
「定食屋さんになってお客さんとこうやって話せて良い人生を送っているよ」
という言葉。
自分もこのブログのプロフィールに
>2024年の医師の働き方を勝手にチャレンジしています。
って書いたように、医師のいろいろな可能性に対してチャレンジしているんですが、
たぶんやらなかったら、死に際に「いい医師人生だった」って言えないかもしれないって思っています。
明日死んだとしても後悔しない「いい医師人生」の連続が一生になるのではないかな。
「変化」という言葉をいいことに色々としたい人はすればいいし、みんなが自分の思う「医師」像を持って、「いい医師人生」に向かえばそれでいいと思います。
ただ、自分の「いい医師人生」を考えていない人も多いように感じます。
教授や先輩から言われたことを一方的に受け入れるような。
それは時期にもよるのかもしれないのですが、一生それでいいわけはありません。
自分の一度限りの人生、なにが「いい医師人生」なんでしょうか?
考え続ける力と時間のコスパ
考えています・・・夕食を19時くらいに軽くすまして、そこから4時間以上考え続けています・・・
考えるというか、調べるというか、某論文を読んでいるんだけど、「呪文か!」というくらい、途中の式がなぜそのような形になるのかがわからない・・・
論文は1977年のもので自分が生まれる前だから、40年以上でいろいろな人が研究しているはずで、「わかりやすい解説」とかあったりしないかとネットサーフィンしまくっても、わからず・・・
3行くらいで解説してくれているものは多数見つかるんですが、「俺はこの途中式を理解したいんだー!」って感じなのです。
翻って、GWってこのような贅沢な時間が使えていいですよね。
日常だと、一日何件もアポイントがあって、まとまって一つのことについて考える時間ってなかなか取れません。
今みたいな感じで一つのことに数時間考え続けるって、高校生のときの大学への数学の「学力コンテスト」の問題の解法を考えていた以来で20年ぶりかも。
GWが明けると、もちろん一つのことについて考えることも大事なのですが、「時間のコスパ」として、自分の時給を意識しながら、ここにこれだけの時間を割いても大丈夫か考えながら生活する必要があります。
誰でも平等に与えられているのが「時間」なので。
Time is Life
せっかくのGWなので、一つのことをもうちょっと考え続けさせてもらおうと思います!!
継続するということの大切さ
GWだということもあるのですが、令和初日からブログを続けています。
ブログは今までもなんだかんだやっていたのですが、ちゃんとしたことを書こうと思って気合いが入りすぎていました。
ハードルを高く思っちゃうと何事もやれなくなっちゃうので、
自分の思ったことを記録する「日記」的な感じでやっていくつもりです。
長縄先生がやっているブログのように1日1行でもいいし、忙しい時はTwitterを貼り付けただけでもいいってマイルールです。笑
ちなみに今日投稿したTwitter
「リスクをとって行動する」ということと、「向こうみず」なのとは違う。
— 加藤浩晃☀️医療4.0 著者|医療AI・遠隔医療 (@HiroakiKato) May 3, 2019
先人たちの経験から、それは絶対に違うという大原則があったりする。
知識がないと感情に左右されてしまう。
メンターの大切さを知った。
久しぶりにある本を読み返したんですが、昔読んだ(2017年1月2日の福井から東京に戻ってくる新幹線の中らしい)にもかかわらず、内容を全く覚えていませんでした。
そのため新鮮な気持ちで読み直しができたんだけど、その内容がまさに今の自分のために書かれたんじゃないかってくらい学びになりまくりました。
この本を再び手に取るのは何かの導きだったのかも。
本棚にたくさんある本の中から1冊手に取った本が、自分の人生に影響を及ぼすっていうのが面白い。
そして、今まで読んでいなかった本も、読んだ時にピンとこなかったのに残している本も、その本が本当に必要な時に手に取ったりすることが多いのが、めちゃくちゃ面白い!!
偶然の本との出会いが人を変える。
勉強し続けるということ
今日、こういうツイートをしました。
できないのではなく、やっていないだけ。
— 加藤浩晃☀️医療4.0 著者|医療AI・遠隔医療 (@HiroakiKato) May 2, 2019
元々できるのかと思っていたあの人が、陰でめちゃくちゃ努力していた。それも毎日。
自分には才能ないのかなと思っていたけど、単純に努力量が足りてない。
できないのではなく、やっていないだけ。
自分にも苦手なことが山のようにあるのですが、「苦手なことは時間をかけてもコスパが低い」と思って手を付けなかったりしました。
今、流行りの考え方?である「得意な人に任せたらいい」っていう言い訳をして、逃げていたといっても過言ではないかもしれません。
人間は弱いもので、大変だと思うと辞めちゃう方向に力がかかりますし、なかなか続けることもできません。
ということで、「世の中は得意な人がいるので得意な人に任せておこう」という結論を自分も出していたわけです。
ただ、ちょっと前、何気なくその人の日々の予定を知る機会があったのですが、聞いてみると、「本人も得意ではないが、毎日やると決めてスケジュールに入れている」とのこと。
毎日(少しでも)やっているんだ!という衝撃に加え、その人の性格もあるとおもうのですが、陰でめちゃくちゃ努力をしていたりして、大衝撃でした。
「できないのではなく、やっていないだけ。」
昨年くらいは年を取ったからなのか、立ち上がりの効果が実感しにくい勉強を避ける傾向にあった自分なのですが、
『令和』になったからこそ、種まきの意味も込めて「新しいこと」「避けてきたこと」もやっていきます。
GWの連休はいろいろと自分の生き方について見つめ直す時間が取れて有意義です!
令和になった日に思うこと
今日から元号が『令和』になりました。
思い返すと、前回の平成への改元のときは、自分は8歳くらい。
あれから色々なことを経験したなと。
もちろん中学・高校・大学・医師としての社会人生活が含まれる30年なので、いろいろなことを経験してきたのは当たり前なのですが、
自分の根幹となる経験や考え方を獲得した30年でした。
令和となり、改めてなのですが、守破離でいうところの「破」や「離」をやっていかないといけないなと思っています。
今までの常識を疑う。
見ないふりをしていた今までの枠組みを壊し、新たに作り直さないといけないところもあります。
体調が悪くて病院に来ている人がいる中での病院の長い待ち時間。
そして、予約とは名ばかりの病院での予約時間。まったく時間通りに診察が始まりません。
医療現場はまだまだまだまだ課題がたくさん積もり積もっています。
今から色々と決断をしていく中で、その決断が良かったかどうかは、たぶんすぐにはわからないかもしれない。
時代が後からついてくるのかもしれないけど、
自分の選択に悩むのではなく、むしろ自分の選択を正解にするように動いていかないとならない。
使い古された言葉だけど、
「今日はこれからの自分の人生の中で、一番自分が若い日。」
NewsPicksのマンスリープロピッカー特集はUnder30だったりしたけど、
もう年齢で評価が代わる時代じゃないんじゃないかな。
年齢は実年齢だけじゃない。
今から30年たって60歳代になっても今の挑戦していく気持ちを忘れずにいたい。
令和は自分たちの時代に。
Happy New Era !!
日本医学会総会で座長&発表しました!!
今日は日本医学会総会で「遠隔医療が変える日本の医療」というセッションの座長と演者をさせて頂きました!!
日本医学会は130以上の学会をまとめる学会で、総会は4年に1回。そしてその準備は2年以上前から行われます。
普通に生きていたら日本医学会総会で発表するってことはないですし、
ましてや座長なんて、偉い人すぎてわけわからないくらいのレベルです。
日本医学会総会で発表や座長ができるのはアカデミアとしてとても名誉なこと。
今回自分は、香川大学教授/日本遠隔医療学会名誉会長の原先生とともにセッションを担当させてもらいました!!
素晴らしい会場&講演たちでした!!ありがとうございました!!!
自分の医師としての人生、そして一生の記念になる出来事でした!!
ありがとうございました!!