ヘルスケアビジネスの新戦略 ~加藤浩晃の頭の中~

未来の医療はどうになっていくのか、そして医師の未来はどうなるのか。AIやIoTなどの第4次産業革命のテクノロジーによって医療現場は『医療4.0』として大きく変わります。加藤浩晃が未来に向けて考えていることを書くブログです。

時代遅れ?!医局に所属し、医局旅行に参加した方がいい3つの理由

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昨日から仕事でも講演でもなく1泊2日で京都に行ってきました!!

行ってきたのは京都の名所、嵐山の温泉宿です。

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家族旅行でもなく、何のために京都に行ったかというと、「京都府立医科大学眼科の医局旅行」のためです!

知ってる人も多いかもなのですが、自分は東京に住んだりかなり自由にさせてもらっていながらも、今も医局に属しています。
東京では医局に属さない医師としての働き方をしている人も多いですが、自分はむしろ好きで医局に医局費を払いながら医局に属しているという感じです。

自分の所属している京都府医大眼科には、いまだに年に5回、医局員が強制的に(?!)集まる会が開かれています。
夏と冬の年に2回の医局旅行、5月12月の年に2回の研究発表会、9月23日くらいに開かれる同門の先輩も含めた研究発表会のあわせて5回です。

その5回の時は基本的に第1優先として、医局員は参加することとなっています。

自分も昨年は、講演と重なってしまった5月の研究発表会以外の4回(医局旅行2回、12月の研究発表会、9月の同門会)は参加しています。

入局した当初の10年以上前の医学生や研修医、眼科医になりたてのときはイベントがたくさんあってとても楽しいなと思っていました。
けどその生活に慣れて、いったん眼科専門医になったくらいの5・6年前はイベントがたくさんあって、それも強制的に参加しないといけないということに小さく反発をしていたりもしました。

そうなんですが、今はむしろ医局が強制しなくても、自分として第1優先で医局の会には参加しています。
東京から交通費も含めて当然自腹で出してです。

今までは理由はわからず、本当に好きだから参加していただけだったのですが、
今回の医局旅行で先輩&後輩と話をしているとなんとなく理由が3つくらいあるのがわかってきたので共有しようと思います!

①若い医師と交流することができる

今回の医局旅行も医局から40人以上の医局員が参加していました。
その中で、今年眼科医になった研修医が8人、来年から京都府立医科大学に入局する研修医が9人のうち7人参加していました。

自分は昨年から東京に来てしまっているので、大学の若い研修医とは当然一緒に長い時間仕事はしていません。
しかし、「医局」というつながりを通すことで、毎年京都府医大眼科だと10人前後の若い研修医が入ってきて、その研修医と交流することができます。

「若いエキス」という表現は本当に正しいなと思うのですが、若い研修医の先生方から「こんな医師になりたい」という熱い話を酒を飲みながら交わしていると、自分の生き方を見直すことにもなり、自分に若さももらえてとてもありがたい時間でした。
現に医局で働き続けている先輩の先生方は、ゆうに50歳をこえている先生もいるのですが、30代か?とうくらい昔と変わらず若々しくされている先生もいました!

②昔から知っている先輩&後輩の大切さ

2つ目は昔から知っている先輩&後輩の大切さです。
昔から一緒に働いてきたりしたことのある先輩や後輩なので、関係性が出来上がっているため、とても自分に入りこんだ助言やコメントをしてもらえます。

今回は怒られなかったですが、最近は東京ではめったに怒られなくなってしまったところを医局の先輩は注意をしてくれたり、怒って指摘をしてくれたり。
どのような方向に進んだらいいかと言うときに、親身に相談に乗ってくれたりもします。

自分も後輩の相談に乗ったりもしますが、後輩も自分の相談に乗ってくれたり、自分が仕事がいっぱいで困っていたりすると積極的に手伝ってくれたりしてほんとうに感謝です。

今回は自分が一番の恩師としてる眼科の前教授の木下教授が、昨日の飲み会では2次会丸々と3次会の最初のあわせて1時間ちょっと、そして今日も午前中は場所を移してホテルのカフェで個別でみっちり2時間、めちゃくちゃ貴重な時間をくださって色々と話しをして本当にありがたい時間でした。

③医局という一種の「家族」

2つ目ともかなり関係するかもですが、医局は一種の「家族」だと思いました。

今回も自分は今は東京で頑張っていますが、「いつでも京都に帰った来たらいい」と医局の先生方は言ってくれますし、
教授は自分が医局に属しながら東京で生活するというわがままを飲み込んだ上で、
自分が将来どういう方向に進むと一番ハッピーなのかということを思案してくれています。

なにより、こんなワガママで医局に属しながら東京に住んでいるという自分を、何もかわらないままで迎え入れてくれて、いいところはいい、悪いところは悪いと言ってくれるのはまさに「家族」なのだなと思っています。


一見時代遅れ(?!)なのかもしれないですが、自分は思考が一周して最新の考えとして、「医局」って大事だなと再認識しています。

「医局」でなくても「クリニックで一緒の働く医師」でも同じだと思うのですが、医師同士の継続可能で常に新陳代謝が行われる「つながり」を意識してみてはどうでしょうか。

自分は意識してみたら、今回の話題の「京都府立医科大学眼科医局」の他に
デジタルハリウッド大学院のデジタルヘルスラボ」「厚労省の同じ釜の飯を食べた仲間」「DMMのオンラインサロン」など、つながりがたくさんあって本当にありがたい限りだと実感していました!