医療の未来を考える ~加藤浩晃の医療未来予報~

未来の医療はどうになっていくのか、そして医師の未来はどうなるのか。AIやIoTなどの第4次産業革命のテクノロジーによって医療現場は『医療4.0』として大きく変わります。加藤浩晃が未来に向けて考えていることを書くブログです。

【初期研修医からの質問】3年目からの研修は東京がいいか、地方がいいかに関して。

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今日は一風変わったブログを。

自分が深夜につぶやいたこのツイートに対して、研修医の人からTwitterのプロフィール欄に載せていあるメールアドレス(hirokato.manage@gmail.com)にメールをもらった。
(※質問された方のために、一部設定などを変えています。)

 

もらった質問はこんな感じ。

Q

田舎で研修医をしている〇〇と言います。国試の勉強では、加藤先生の眼科まとめでは非常に助けられました、ありがとうございました。
(略)
田舎も非常に合理的です。というのも、先の加藤先生のツイートにあった「スピード感」はあまりないですが、どんな医師でも絶対にある程度仕事ができるように、地雷を踏まないような仕事ができるように、教育がされるところがあると感じてます。
ただ、上級医の判断や技術というのはやはり一子相伝と感じていて、3年目からの就職先として、自分の大学に戻るか、専門医プログラムのタイミングで東京に出るのか非常に悩んでおります。


上記の質問に対して、こう返事しました。

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〇〇先生、自分のつぶやきに対してのメールありがとうございます。 

>田舎も非常に合理的です。というのも、先の加藤先生のツイートにあった「スピード感」はあまりないですが、どんな医師でも絶対にある程度仕事ができるように、地雷を踏まないような仕事ができるように、教育がされるところがあると感じてます。

ここ、とても共感しています。
というのも、自分は福井県出身で、大学は浜松医大そして初期研修医以降は京都府医大で医師として育って、
東京にはちょうど4年前に出てきただけだからです。

京都府医大のときは眼科医がいない総合病院にバイトに行ったりして、その日は院内に眼科医が自分しかいないことも経験してきました。(手術の場面でも!)
早いうちから独り立ち(独り外来・手術)を意識した教育をされるという意味では田舎も「合理的」と言えると思います。

では、上記のように思っている自分が東京で感じていることを話します。

東京のメリットは「人」であり「情報」。

インターネットで検索できる情報はどこでも得ることができるのですが、
人から発せられる1次情報となる前の粗々の「0次情報」とでも言うべきものと出会えるのは、
東京ならではのメリットだと思います。

ただし、自分は「東京にずっと住む必要はないのではないか」という仮説を最近は持っています。

今年の2月から奥さんと子どもは神戸に引っ越していて、
地方で講演も呼ばれたりするので、全体として4分の1くらいは「リビング・シフト」を行っていて東京にいなくて地方にいる感じです。
今も東京でなく神戸からメールを返しています。

また、東京に3年目から行ったとしても、ずーっと東京にいる必要はありません。
自分は医師11年目で東京に行ったように、東京にはいつでも行くことができます。

おっしゃるように田舎も「医師教育の観点から合理的」という面があります。
正解がわからないからこそ、自分も今も試行錯誤しながらもがいています。

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質問をもらうと、なんとなく思っていることを言語化するタイミングをもらえていいな。

もっと気軽な形で色々と対話をしていく機会を考えたい。