医師の未来を考える ~加藤浩晃の医療未来予報~ 

医療の未来はどうになっていくのか、そして医師の未来はどうなるのか。AIやIoTなどの第4次産業革命のテクノロジーによって医療現場は『医療4.0』として大きく変わります。その時に医師はどのようなキャリアや働き方をしているのかなど、未来に向けて考えていることを書くブログです。

「日本から海外の受かりやすい医学部へ」から「アジアから日本の医学部へ」

f:id:HiroakiKato:20180105143752p:plain

今日(2018年1月5日)の日本経済新聞を読んでいたら、朝刊にこんなニュースが。

◎アジアから日本の医学部へ 学生を支援 厚労省     

www.nikkei.com


正直、自分自身、全くこんな動きがあるのを知りませんでした!!

現状では医学部受験が難しくて、日本の大学には入学できず、
ハンガリーなどの大学医学部に進んでそこで卒業し、日本の医師国家試験予備試験→医師国家試験をパスして医師になるというような「日本から外国の医学部へ」の流れの最中です。日本から外国の日本より入りやすい医学部に進むという学生は年々増えている現状です。

ということで日経のニュースの件について調べてみると、そもそもの発端は
2016年12月の自民党の国際保健医療戦略特命委員会で委員長の武見敬三参議院議員
「日本では将来的に医師養成数を減らすようになることを見据え、
医学部を廃校にさせずに国際的な役割を担えるようにつくり変える
という構想を示したことから始まっているようです。

国際医療福祉大学医学部がアジアからの留学生を受け入れる国際枠を定員20人で設置していて、途上国の中から優秀な人材を集めて日本で医師として育てて帰す仕組みのきっかけになるとされているようです。
http://narita.iuhw.ac.jp/igakubu/admission/index.html

これは「アジア健康構想」という、アジア各国の医療サービスや制度を日本が支援するという試みのもので、
首相官邸の健康・医療戦略推進室でも医療国際タスクフォースが設置され、非公開の議論がされているようです。

 

医療国際展開タスクフォース|健康・医療戦略推進本部


アジア健康構想自体は健康医療戦略室と厚生労働省が担当らしいの
ですが、
自民党内でも委員会をつくって提言を行っているようです。

◎アジア健康構想の推進に向けた提言(2017年12月8日)

www.jimin.jp


やはり日本では将来、医師養成がそこまで必要なくなることが見据えられていて、
医学部を廃校にしないような施策を考えているみたいです。

首相官邸の健康・医療戦略室と、厚生労働省がこの問題の担当だと記事にかかれていたのですが、
医学部の養成課程は文部科学省の所管なので、そこのところがどうなるのかというところにも注目しています。

また、追ってこのニュースの続報がわかったら共有します!!