2018年、個人的10大ニュース!!
年末も押し迫ってきています!
今年もいろいろなことがありました。
昨年同様に2018年の個人的な10大ニュースを一挙に発表していこうと思います!!
ちなみに昨年はこちら
ということで、カウントダウン形式で第10位から!
【第10位】Forbes JAPANに掲載!たくさんの取材を受けた!!
今年はありがたいことに、たくさんの取材やインタビューをして頂きました!
その中でもずっと読んでいた大好きな雑誌の一つ「Forbes JAPAN」に取材してもらって、ポーズを決めて写真撮影もしてもらったのはとても貴重な経験でした!!
そして、たくさんのインタビューや取材を受けている中で、医師として「医療ベンチャー」に関わる道は異端と考えられていたものが、
少しずつキャリアの一つとして受け入れられてきているのも感じました。
◎【Forbes】医療4.0の著者が明かす「次世代の主流」となる変革者の条件
◎【m3】眼科医、医系技官、そして医療AIベンチャーへ
https://www.m3.com/news/iryoishin/637867
◎【coFFee doctors】未来の医療を創る人をつくる!元行政官・現役眼科医の取り組み
医師のキャリアの一つとして、医療ベンチャーを起業したり働くことがどのようなものかを2019年はさらに伝えられたらと思っています!
【第9位】堀江貴文さん(ホリエモン)と対談!!
9位はとてもミーハーな話題です!笑
堀江貴文さんが主宰している「予防医療サロン」のゲストとして、産婦人科医の三輪先生とともに堀江さんとの対談をさせてもらいました!
これはもともと9月30日に近畿大学での『ホリエモン万博 大阪秋祭り』にゲストとして呼んでもらって行われるはずだった対談なのですが、
台風のためホリエモン万博が急遽中止になって、12月に東京での対談となりました。
これでうれしかったことは、なにより堀江さんが
松井大阪府知事や吉村大阪市長、ひろゆきさんやZOZOの田端さんと同じように自分をホリエモン万博のゲストとして呼んでくれたこと。
対談で話した内容としては、
・現在アイリスで取り組んでいる「インフルエンザ診断支援AI医療機器」
・遠隔医療で日本でできることできないこと
・12月6日に承認されたClassⅢのAI診断支援医療機器
などなど、医療AIと遠隔医療のいいとこどりの話をしていました。
大きい会場で講演をしたり登壇しても全く緊張しない自分が、久しぶりに緊張しながら対談をしたので、今年とても印象に残った出来事でした!
【第8位】日本眼科学会の次世代医療戦略会議委員に就任!
昨年の個人的10大ニュースでも8位で取り上げた話題ですが、日本眼科学会の戦略会議の委員に2018年1月から就任しました!
戦略会議の内容としては「次世代医療(AI、ビッグデータ、遠隔医療)」で、
今年やっていたこととしては、日本眼科学会がAMEDの研究費として獲得した「診療画像データベースの構築事業」を日本眼科学会としてどうするかを考えて進めていました。
京都大学眼科で同時期に行政に出向をしていた三宅正裕先生(@eyemiyake)と、とても画期的な方法を考えていて2019年には発表ができるんじゃないかと思っています!!
自分たちのような若者に眼科業界のオフィシャルデータベースや構想などをを考える機会を与えてくれる日本眼科学会に本当に感謝です!!
【第7位】経済産業省J-Startupの推薦委員に就任!
就任系が続きます!
今年の2月に、グローバルで活躍するユニコーン企業を創出しようという経済産業省のプログラム「J-Startup」の推薦委員となりました!
推薦委員として名だたる方々に混じって、世界で戦えるスタートアップ、自分は特に医療・ヘルスケア領域のスタートアップを推薦させてもらっています。
あとJ-Startupでは、自分が医療ベンチャー支援として2014年に立ち上げた法人
「一般社団法人iEducation」も、名だたる大企業に混じってサポーター企業となっています。
https://www.j-startup.go.jp/supporters/
なかなか他の業界からはわかりにくい医療業界、医療業界の中にいてもわかりにくい医療制度など、”医療業界にinnnovation”を起こす「前提」として知っておかないといけない知識がたくさんあると思っています。
知識を共有することで解決できるところは解決して進んでもらいたいという想いがあるので、医療イノベーションに関連した知識を共有しようと立ち上げたiEducationの活動も2019年にさらに少しずつ広げていけたらと思っています。
【第6位】厚生労働省 医療ベンチャー支援(MEDISO)アドバイザーに就任!
就任系が続きました。笑
厚生労働省が医薬品・医療機器・再生医療製品の実用化をしようとしている人やベンチャーを支援する「医療ベンチャー・トータルサポート事業(MEDISO)」を今年の3月から始め、設立時からアドバイザーとして就任させてもらうことになりました!!
医薬品・医療機器・再生医療製品の中で、自分は「デジタルヘルス」領域の相談を受けることが多く、
・ソフトウェア医療機器に該当するかどうか
・サービスは医療行為に該当するか
・医療機器でないサービスの場合にビジネスモデルとしてどうか
・資金調達先としてどのようなところを考えたらいいか
などを聞かれています。
相談者は無料で専門家に相談にのってもらえるので、相談までの時間がかかっても(2か月弱でも)大丈夫という人ならとてもいい事業だと思っています。
また、今年10月にはジャパンヘルスケアベンチャーサミットでMEDISOアドバイザーとして
『医療AI』のセッションのモデレーターとして登壇もさせてもらいました!
2019年も引き続き日本橋のLINK-Jで「医療AI」のイベントなどを行っていく予定になっています!!
では、やっと折り返し地点です!次は第5位!!
【第5位】「ヘルスケアビジネス研究会」が1周年&メンバー200人突破!!
加藤浩晃(かとうひろあき) - ヘルスケアビジネス研究会(予防・健康増進、医療、介護) - DMM オンラインサロン
2017年8月から始めたオンラインサロン「ヘルスケアビジネス研究会」が9月に1周年を迎えて、10月には1周年記念講演を自分のお師匠である守屋実さんにしてもらいました!!
過去最大の70名以上が参加!!
勉強会は本当に自分がその時に学びたいことを講師の先生に来てもらって講演してもらうのでとても楽しい!!
9月の布施先生による「ストレングス・ファインダー」はとても印象に残った!(この後、布施先生は各所でストレングスファインダーの講演をされることに!)
また、11月の立命館大学大学院の轟先生による「医療AIの現状と可能性」の講演も、
その後に轟先生がスライドを公開したらとんでもなくバズっていました!!
ありがたいことに審査制にもかかわらず、サロンメンバーも200名以上になりました。
勉強会のときだけでなく、オンラインでも有益な形で交流ができないかと考え中です。
ちなみに2019年の勉強会についても少しずつ決まってきています!こうご期待!!
ちなみに2019年で現状決まっている勉強会の内容としては
— 加藤浩晃@医療4.0|医療AI・遠隔医療 (@HiroakiKato) December 9, 2018
・国が考える産学連携とは?支援をうまく使おう。
・医療機器の選択肢を知ろう。PMDAがやる審査って?
・医療の専門VCからみるヘルスケアビジネスの俯瞰
などなど。
誰よりも一番、自分が講演を楽しみにしていると思います!! https://t.co/4GMhMThBG2
【第4位】オンライン診療に診療報酬が算定!!
2018年は診療報酬改定がありました。
そして、その目玉の一つとして、オンライン診療に「オンライン診療料」をはじめとする診療報酬が算定されました。
もちろん、ブログでも診療報酬の発表後すぐに要件をまとめました!
ただ、ご存知の通り、オンライン診療の診療報酬の要件は現状のオンライン診療にあったものではなく、なかなか現場でオンライン診療が使いにくいものになってしまっています。
遠隔医療学会でのシンポジウムの発表もそのような話をしたところ、日経デジタルヘルスで取り上げてもらいました。
また、遠隔医療学会の講演はMEDIFAXという厚労省の時によく読んでいた医療行政の業界紙でも取り上げてもらって、期せずしてMEDIFAXデビューもしました。笑
オンライン診療に関する診療報酬の要件は、まだまだ現場の状況を伝えて変えていく必要があるところなので、2020年の診療報酬改定に向けて2019年は正念場で、頑張っていきます!!
【第3位】デジタルヘルスラボに大学院生16名&デジタルヘルス学会が大盛況!!
自分が客員教授をしているデジタルハリウッド大学大学院のデジタルヘルスラボ。
2018年は大学院生が16名という大所帯でした!!
人数が多いと活気が違う!!
そして、10月にパシフィコ横浜で開かれた厚生労働省主催のジャパンヘルスケアベンチャーサミットに、デジタルヘルスラボが「事業開発支援施設」としての参加&院生のプロダクトの展示をしました!!
2017年までは「デジタルハリウッド大学院」と言っても、怪しい大学と思われていたり言われることが多かったですが、
2018年はデジタルヘルス界隈では、デジタルヘルスラボがちょっとした”聖地”みたいに言ってもらえることも多かった!!!
少しずつ活動していることが知られてきています!!
そして12月23日には第2回デジタルヘルス学会 @デジタルハリウッド大学大学院(大会長:五十嵐健祐先生)も大盛況で行うことができました!
第1回よりさらに盛り上がった今年の第2回、2019年の第3回(大会長:石井洋介先生)はさらにさらに盛り上がるのが確実だと思います。
第3回デジタルヘルス学会学術大会は2019年12月22日(日)です。
今からでも日程の確保をぜひ!!
自分は2021年12月の第5回に大会長の予定なんですが、その時にはかなり大きい学会になっていそう!!!
【第2位】アイリス株式会社が1周年!!
インフルエンザを、のどの画像で判別するAI診断支援の医療機器を開発している「アイリス株式会社」を2017年11月に創業してから、1周年になりました!!
aillis.jp
ちょうど1周年のときのブログにも書いたのですが、1年前には沖山先生と自分の2人だけだった会社が、今は20人以上の素敵な仲間とともに医療機器開発ができていてとても充実した時間を過ごしています!
AI診断支援の医療機器という新しい分野なので、厚生労働省やPMDAとともに話し合いながら、臨床研究と治験を通じて適切な形で医療機器を医療現場に届けようとしています。
2020年の冬に医療現場で使ってもらえるようにするために、日々精進中です!!
そして、栄えある第1位は・・・
【第1位】『医療4.0 ~第4次産業革命時代の医療~』の発売!!
2018年は何といっても自分の中で一番大きかった出来事は『医療4.0』の出版でした!!
第4次産業革命とされるAI、IoT、ビックデータ、ロボティクスなどのテクノロジーによって、これからの社会は大きく変わっていく。
その時に医療現場が変わらないわけがなく、第4次産業革命時代の医療を『医療4.0』と呼んで、その未来を見て動き出している30人のイノベーターに未来の展望を話してもらいました。
本はとても多くの人に読んでもらって、多くのところから感想をもらってとてもありがたい。
この本は未来の医療のことを話し出す「きっかけ」になってもらえたらと思っています。
そして、執筆陣にもとてもいい効果が。
今までももちろんイノベーター同士で仲が良かったり知り合いだった30人なのですが、この本をきっかけに、さらにつながりが強固になりました!!
出版したときに登場する30人の医師だけで飲み会を行ったり、
そこで日経BP社からサプライズで、本の表紙の絵のケーキを送ってもらったのはとても感動でした!!
また、千葉大学病院で『医療4.0FES in Chiba』を行ったり!
その他にも
◎デジタルヘルスDAYSで『医療4.0』イベント
tech.nikkeibp.co.jp
◎日経メディカルで『医療4.0~第4次産業革命時代の医療~』の連載
日経メディカル Online 医療4.0〜第4次産業革命時代の医療〜
などなど、たくさんの関連イベントを行わせてもらいました!
また
◎日経新聞の「読書短評」
◎日経新聞の新聞広告
という、普段読んでいる日経新聞に『医療4.0』が載っているというとても刺激的な体験もしました!
本にしてよかったことは、本当に多くの人に読んでもらえたこと。
ただ、イノベーターの医師はここで登場した30人以外にもまだまだいます!
さらになんらかの形で、この『医療4.0』の本で紹介できなかったイノベーターも今後紹介をしていきたいと思っています!!
今年も、一気に書いていたらめちゃくちゃ長いブログになっていました。
2018年も今まで以上に本当に多くの人に助けてもらい、「今までの人生で一番の1年」を更新しました!!
お世話になった方々、本当に本当にありがとうございます。
2019年も自分が培ってきたことを社会に還元して「社会を健康にする」ことをミッションに、動くだけではなく、しっかり成果を出す1年にしたいと思っています。
これからもよろしくお願いいたします!
長文を最後まで読んで頂き本当にありがとうございました!!!