「複業医師」のススメ?!医師の将来の選択肢として。
お正月気分も終わりますね。
今日は奥さんと双子の子どもとショッピングセンターへ。
めちゃくちゃ混んでいて疲れてしまったので、上島珈琲で大好きなアイス黒糖ミルク珈琲を飲みながら、またまた未来の医療について物想いにふけっていました!
こんなもの思いにふけりまくれるのも正月ならではです。
ということで、仕事は明日から通常運転に戻ります!!
で、以前にもブログで書いたかもなのですが、この年末年始に久しぶりの人に会うと、また、「加藤は何して生活しているの?」という質問をたくさんされました。
細かく答えてもわかりにくいので最近は
「1/3は眼科医、1/3は行政とかの仕事や政策立案、1/3は大企業とかベンチャー事業を手伝ったり、研修とかしている」
って答えているんですが、そこで思ったこと。
これってなんか端的にわかりやすく表現できないのかなぁって。
そこで思いついたのが「複業医師」ってコピーです。
「複業医師」ってコピーはどうなんだろう。
— 加藤浩晃 @眼科・遠隔医療 (@HiroakiKato) 2017年12月30日
2017年の現在ではまだ「医師が診療以外もやってけしからん!」って批判もあるかもだけど、確実にこっちの方に未来は進んでいる。
同じ意味でも「医師パラレルワーカー」とか「パラレル医師」とかの方が意味がわからない分いいのかな?
「副業」ではなく「複業」の方で、同時並行でたくさん色々なことをやっている医師ってことです。
元々このブログは、2024年に医師が過剰になると予想されている未来に、医師の新しい生き方を先取りして提案しようということで始めてみました。
→記念すべき第1回のブログがこちら!
医師って、医師法の第一条を引用すると、
第一条 医師は、医療及び保健指導を掌ることによつて公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もつて国民の健康な生活を確保するものとする。
って書かれているんですが、目の前の患者さんの健康だけでなく「公衆衛生の向上と増進に寄与して国民の健康な生活を確保」しないといけない。
端的に言うと「社会を健康にする」ことをしないといけないと思っています。
その「社会を健康にする」ってことは、医療機関での診療という行為だけでなく、産業医として企業の健康を支えたり、大学などの教育機関で働いたり、製薬企業などで専門職として働いたりいろいろな道があると思います。
ただ、一つ提案したいのは診療であっても他の仕事であっても、その仕事って「一つ」に決める必要ってないんじゃないかっていうこと。
自分は診療が好きなので、診療は一生続けたいと思っている仕事なんですが、多動だからなのか、
大学院生の教育や企業研修などの「教育」もやりたいし、
大企業の「医療・ヘルスケア新規事業」にも関わりたい、
厚生労働省で治験推進室の室長補佐だったので、「治験や薬事」に関することや、行政経験を活かした「行政戦略」としてもやりたいし、
「日本の医療ベンチャーマニア」なので、医療ベンチャーについてくわしく話したり、投資先の評価とかもやりたいし、
自分自身もこれだっていう医療ベンチャーにはコミットしたい!
などなど、人生一回なので、色々とやりたいと思っています。
こういうのって表現しようとすると「複業医師」ってワードが出てきたんですがどうでしょうか?
自分の感覚だと、なんかまだ「ビジネス寄り」な臭いのするワードなんですよね。
そうではなく、単に「複数の仕事をしている医師なんだよ」って言いたいだけなんですが。
なんかもっといいワードがあるような気がしていて、自分は苦手なのでコピーを考えるのが得意な方は教えてほしいです!
今、自分はこの「複業医師」生活をしていてめちゃくちゃ楽しいです!!
それは一つは自分の好きなことだけやっているからなのですが、もう一つは「たくさんのところで自分が役立っている実感を感じられている」から。
人から「必要とされる」と幸せとかうれしいって思うんだなと実感しています。
おそらく2025年くらいにはこの「複業医師」をしている医師は増えまくっているんじゃないかなと思っています。
将来を考えるときにこの「複業医師」はいかがでしょうか?!